①ピックルボールの起源

ピックルボールの起源

ピックルボールの始まりは?
ピックルボールの誕生は1960年代と言われています。競技名の由来は諸説ありますが、その一つをご紹介します。
1965年の夏、ワシントン州ベインブリッジ島の海辺の町で、マッカラム家、プリチャード家、ブラウン家を含む数家族が、退屈気な子どもたちを楽しませるため、新ゲームを考案しました。穴の空いたプラスチックボールを卓球のラケットで打ち、即席のバドミントンコートでプレーしていました。
その家族たちは、双子の子犬のコッカプー(アメリカンコッカースパニエルとトイプードルのミックス犬)を飼っていました。名前はルルとピクルス。特にピクルスは走り回って、茂みの中に飛んでいくボールをつかむのが大好きでした。
ある夜、子どもの一人がこの遊びを「犬のピクルスにちなんでピックルボールにしよう」と、提案しました。家族はみな「素晴らしい名前だ!」「ピックルボールと呼ぼう!」と一斉に賛同したそうです。
えっ?違う説も?
がっかりさせてしまっては申し訳ないのですが、実は、この競技が生まれたのは、このピクルスという犬を飼うことになる時より、2年ほど前のことという話も存在します。「犬の名前から付いた」という方が面白みがあるため、後付けで、家族たちが、こうしたという説も、あるそうです。
また「ピクルボート」が由来という説もあります。英語で本来は、レースで最後にゴールするボートのこと。そのチームの構成メンバーは大抵の場合、チームから外れた「残りの者」になるという意味に起因しているそうです。私なりの解釈をすれば、「ちょっと外れた人たちの遊び」といったところでしょうか?
で、実際のところは?
そういえばラグビーの始まりは、1823年、イングランド中部のウォリックシャーのラグビーという町にあるラグビー校で、サッカーの試合中に、生徒がボールを手で持って走り出したことだとされています。
つまり、ホントかウソかはあまり大事じゃないのかもしれません。つい60年前の話なのに、あえて、はっきりしない。
「ほのぼのとした逸話」の方がふさわしいと考える人が多いほど、愛され始めている。それだけ急激なスピードで、ピックルボールの「歴史」が作られていっているということでしょうか。
少なくともロマン派の私は、人に聞かれたら「犬の名前からだよ」ということにしています(笑)
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