ピックルの基礎知識

③ピックルボールの基礎ルール

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パデルとの違い

ピックルボールは、パドルと呼ばれるラケットと穴の空いたプラスティック製のボールを使います。屋外でも屋内でもプレーできます。

▶ピックルボールのパドルとボールと屋外コート

よく似た競技と間違われるパデルのように、四方を壁で囲まれたコートを使ったり、壁にボールをバウンドさせて利用することもありません。

▶パデルのラケットとボール(テニスボールより柔らかい)と壁

パデルの写真

テニスとの違い① ボレー禁止エリア

卓球とテニスとバドミントンの3要素が組み合わさっていると言われます。テクニック部分はさておき、ゲームの戦術面を説明するうえで、最もテニスが適していると感じているので、テニスで説明させてもらいますね。

1番はボレー禁止ゾーン(Non Volley Zone =NVZ)、通称「キッチン」と呼ばれる場所が設けられていることです。なぜキッチンと呼ばれるかは定かじゃないそうです。相手を料理して倒すカギになる場所だから、シャフルボードという船の甲板で楽しまれていたスポーツの用語からという説もありますが、いずれにしろ、ネットから約2メートルずつの部分はノーバウンドで打ってはいけないゾーンです。

テニスのようにネットに詰めるように足を踏み込んで打つと、ラインをあっさり越えていたりします。打った後の動作で越えてもダメという明確なルールがあるため、この場合はフォルトでポイントを失うか、相手にサーブ権が移ります。もちろんワンバウンドで打つのであれば、このゾーンに入っても構いません。

私のようなテニス経験者はここが一番戸惑いました。手をついた場合やパドルを落とした場合など、どこからかアウトかは、基礎としては、混乱のもとなので、いずれ違うところで紹介しますね。

テニスとの違い② オーバーハンドサーブNG

デュースサイド、アドバンテージサイドと、交互に対角線のサービスエリアにサーブを打っていくのは同じですが、サービスは腰より下で打たなければなりません。いわゆる「アンダーサーブ」のみOKです。

腰のあたりで振っていても、ラケットの先端が手首より上がってると、イリーガルサーブ(違法なサーブ)とされてしまいます。またテニスと違って1度ワンバウンドさせてから打つのこともOKです。

テニスのファースト、セカンドと2球あるのに対して、1度のみ。ネットに当たってからコートに入るいわゆるレットも、そのまま続けるよう2021年からルール改正されました。

よって強烈なサーブだけで終わるなんてことがほとんどないので、男女や世代間を超えて楽しめる要因にもなっています。

テニスとの違い③ 2バウンドルール

もう一つラリーを楽しめる要因となっているのが、「2バウンド」ルールです。車椅子テニスのように、2度ボールが跳ねていいという意味ではありません。リターンする人は、サーバーが打ったボールを1度バウンドさせてから返球しなければなりません、というものです。テニス経験者にわかりやすく言えばサーブ&ボレーの禁止です。

 サーバーが打ったボールをワンバンした後、リターン側が打つ。ここが1バウンド目。リターン側が打ったボールをサーバー側がワンバンさせて打つ。ここが2バウンド目。

ここまでは必ずバウンドさせてね、以降の3球目からはノーバウンドで打つことができます、という意味です。

特にダブルスをイメージしてもらうとわかりやすいのですが、約6メートルという幅の狭いコートの対角線上に前衛が立って、ノーバウンドで手を出したら、それはそれはサーバー有利ですよね。

このルールによりサーバー側のパートナーはベースライン付近に立ちます。逆にレシーバー側のパートナーは大抵、前に詰めています。テニスと逆ですね。これがピックルボールはレシーブが有利と言われる理由です。

コートサイズ

コートサイズはバドミントンのダブルスコートと同じです。44フィート × 20フォートと、わかりやすい数字なのですが、メートルに直すと難しくなってしまいますね。ベースライン、サイドライン、センターラインなど、名称的にはテニスと同じです。

ネットの高さは中央が86.3センチ(34 インチ)、両端の最も高い部分は91.4センチ(36インチ)。テニスのネットの中央は91.4センチなので、テニスよりも5センチほど低いということですね。その分、アングルを付けたり、ボディーを狙ったりと、ネット際の攻防が多く観られます。

これでプレーしてみる、大まかな準備が整ったはずです。他のラケットスポーツの経験者ではなくても、30分もあればラリーが楽しめるようになるはずです。

サービス権のある時にしか、ポイントをあげられないという、テニス経験者には、少し難しいカウントの仕方はあるのですが、まずはラリーを始めてみましょう!!!!

3回に渡ったピックルボールの基礎読んでいただけましたか?

いよいよ本格的にプレーしてみたいという方、次のカウント方法もぜひ

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勝手に広めるンルン
大阪府生まれ。大学までテニス部。大阪から情報発信
ピックルに目覚め、ルンルン楽しく上手くなれるのか検証中
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