ピックルの両手バック

ピックルの両手バック

シングルか?ダブルか?
テニスではバックハンドはシングルか?ダブルハンドか? は時に「ヒステリックな論争」となり得ます。大部分のところ、フェデラー派かナダル派かといった、自分の推し選手によるところが大きいと思うのですが、この問題に、やはり答えはありません。
しかしピックルボールの場合は「両手も必要」という答えが存在するようなのです。
テニスの両手バックの最大の利点に「高い打点も強打できる」「力負けしにくくなる」という点があります。
バウンドがあまりなく、ボールも軽いピックルボールでは、このメリットがなくなるのに、なぜ「必要」と言い切れるのでしょうか?
それぞれのメリット デメリット
それを探る前に一旦、ピックルボールのシングル、ダブルハンドそれぞれのメリット、デメリットを整理しましょう
シングルハンド
メリット
- リーチが広くなる
- グリップチェンジが簡単
- 素早い反応が可能
- スライスに切り替えやすい
デメリット
- パワーと安定性を得にくい
- 前後のヒッティングポイントが限られる
- 技術的に習得が難しい
ダブルハンド
メリット
- パワーと安定性が得やすい
- 打点が遅れても対応しやすい
- コンパクトに打てミートしやすくなる
デメリット
- リーチが狭くなる
- より多くのフットワークがいる
- スライスが打ちづらい
個人的には、両手の方がスピンもかけやすいと思いますが、皆さんはどうでしょうか?
カウンターで両手を使う
片手か両手、どちらがいいというのでなく、以下の動画では、次の2つのシチュエーションで両手バックを使うべきと紹介してくれています。
何度もここで浮いた球を打ってやられ、研究した結果、上手いプレーヤーは両手を使っていることに気がついたそうです
▶「ThatPickleballGuy」動画より
相手がストレートにスピードアップしてきた時
ダブルスで、キッチン前で4人が向かい合った際を想像してください。
あなたはコートの左サイドにいます。正面にいる相手プレーヤーが、ダウンザラインにスピードアップしてきました。片手バックで体を伸ばすようにしてボールをとらえると、どうしても勢いに押され、時に浮いたボールになってしまいます。
この際、左手の力を借り、押し込むようにカウンター攻撃します。
これが第1のシチュエーションです。
相手がバック側にスピードアップしてきた時
あなたはコート右サイドにいます。対角線の相手プレーヤーが、センター側、あなたのバック正面近いところにスピードアップしてきました。
遅れ気味、やや後ろに下げられたような体勢で打たされます。これまた浮いたボールになりやすい場面です。
ここで左手の力を借り、やや引っ張るようにストレートにカウンター攻撃します。
これが第2のシチュエーションです。
いずれも体がストレッチされた状態にならないよう、左手でパワーを補い、カウンターを打つというショットですね。
ディンク合戦からスピードアップ
こちらの動画では、肩口の力の入りにくいバックボレーを打つ際と、ディンクからのスピードアップの際、両手を使うよう推奨しています。
前述は、先ほどと同じパワーを補うものですが、後述で、両手を使う最大の利点は、体の近いところで取る分、打点を遅らせ気味にできるので、相手に読まれないようできるというものです。
ディンクと見せかけた同じ小さなテイクバックから、一気に左手でドライブをかけて相手を攻撃します。
▶「Zane Navratil Pickleball」動画より
上手いプレーヤーは両手も使う
どうでしょう。ピックルボールではシングル、ダブルハンドのどちらかというのではなく、両手を使うケースが多々ある、というのが正しい答えのようです。
事実、プロの大部分が両手を使っています。
テニスでも正面に近いボールの際は、両手バックでポーチする女性選手はたくさんいますが、反応時間の短いピックルボールでは、もっともっと頻繁に、そのようなケースがあるということですね。
先の動画も「2025年以降の最高のピックルボールプレーヤーは両手と片手の両方のバックハンドを組み合わせて使っています」と結んでいます。
また習得すべきテクニックの数が増えてしまいますが、ここは迷わず両手も練習、練習ですね。
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