戦術について

バンカー対策

テニスコート
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ピックルボールを初めて最初、わからなかった本場アメリカの用語の一つに「バンカー」というのがありました。ゴルフの「バンカー」でも「銀行員」のことでもありませんよ。

とにかく全力で激しくドライブを打ち込んでくるプレーヤーのことを指し、これが特に初心者の場合、「迷惑なヤツ」という隠れた意味もあるようなのです。

バンバン打つ「バンカー」に対して、ディンク勝負に勝機を見出す「ディンカー」という対義語もあります。どちらがいい、というのではなく、本当に上手い人は両方できるそうです(笑)。私は「バンカー」をディスってるわけではありませんよ。

とはいえ、ピックルボールを始めたばかり、特にテニス上がりのプレーヤーに、いきなり負けてしまうのは、ショックですよね。

みなさまのキャリアのプライドを守るためにも(笑)、あなたの周りにもいるだろう「バンカー」への対抗法を調べてみました

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パドルをあげる

相手が大きめのテークバックで振りかぶっている、そのフォームをきっちりと見ましょう。速いボールが来るとの合図です。怖がる必要はありません。ピックルボールが体に当たっても、それほど痛いものではありませんから。

自分がキッチン前にいたら、スタンスを深めにとり、体より前方にパドルをセットしましょう。その状態でパドルの先を10時半~11時の方向に向けて、バック側を中心に構えましょう。それが素早く反応するコツです。体より遠い右側にボールが来たら、そのまま面をフォア側に返すだけ。

連続して打たれても、決してパドルの先端を下げてはいけません。その都度、レディーポジションに戻りましょう。

ブロックする

インパクト時、キッチンでは、いつもよりパドルの向きを少し下向きにしてボールにぶつけることを意識しましょう。

過度なテークバックは必要はありません。体の前で取りましょう。相手のボールが早ければ、ブロックするだけで十分に返ります。タイミングで相手の時間を奪いましょう。

相手のパワーにはソフトに対抗するのがコツだそうです。私は浅くなっても構わないと思っています。

バウンドを低く

相手はどんな深さでもフルスイングしたくてウズウズしています。それが先ほど浅くなっても構わないと言った理由です。深さを意識しすぎると、スピードに押され、パドル面が上を向いてしまい、アウトすることにもつながります。必要以上に深くコントロールしようとする必要はありません。

バウンドを高くしてしまえば、その分、相手は気持ちよく打ち込めます。なるべく跳ねないボールを返球する、相手にとって低い位置で打たすことができれば、それだけ相手が先にミスをする確率が高まります。

アウトボールを見送る

相手が下から上へ打ち「上げる」形になれば、相手が音を「上げる」のも、もうすぐです。相手が自分の膝より下、ネットより、かなり低い位置でもフルスイングしようとしていたら、ボールをしっかり見ましょう。

自分の胸、肩口より上に来たらアウトの可能性がグッと高まります。迷わず見送りましょう。

これが最高の秘策です!(笑)

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仮にそのボールがインだとしても、ショックがることはありません。その軌道をきっちりインプットして、次のポイントに活かしましょう。

ゲームの終盤になれば、なるほど、相手はプレッシャーがかかりますし、アドレナリンの影響で、さらにボールを強く放り出すかもしれないのですから。

▶「Pickleball Kitchen」動画より

非常に参考になる動画です。相手のスピードボールを怖がるあまり、体がこわばって、のけぞりながら伸び上がるような動作をしてしまうことが、大抵のミスにつながっていること、最後には「1ポイント支払っても3ポイントもらえばいい」と、哲学的でタメになるアドバイスを送ってくれています。

甘いボールは攻撃

「相手の弱いバックを狙え」「打ちにくい足元を狙え」「できるだけボールを深く」というアドバイスも、よく聞きますが、個人的には、それは、なかなか簡単ではないと思います。相手の強烈なドライブを正確にコントロールできるなら、苦労なんてしませんよね(笑)。

ですが、相手のボールが浮いてきたら、きちんと攻撃に転ずるのは大事なことです。相手に浮かせてはいけない!、と思わせることができれば、ネットミスなどを引き出せることでしょう。

予測をする

▶「PlayPickleball.com」動画より

こちらの動画では次の7ポイントが上げられています。

  • 落ち着くこと
  • 足を動かすこと
  • カウンターを狙う
  • 極力深く返球
  • アウトを誘う
  • バックを狙う
  • シーソー効果を意識

先ほど述べた通り「深く返球」「バックを狙う」など、私にとっては難しいことが多いように感じましたが、最後の「シーソー効果」を意識するという表現は面白いと思いました。

相手のパドルが高い位置にあれば、自分の低い位置にボールを打ち下ろしてくることを示しているサインで、逆に相手のパドルが低い位置にあれば、ドライブをかけて自分の肩口に持ち上げてくるサインだ、というものです。

私も頭ではわかっていても、逆の動きをしているときがあるように思います。上から打ち下ろしてこようとする、相手のボールに対して、顔を守ろうと、パドルを上げてセット。そして、そのまま本来ならアウトボールを触ってしまうなんてこと。あなたもありませんか?

相手のパドル位置によって、予測を立て、自分のパドルを少し下気味にする、上気味にする、と「シーソーの原理」のように動かす、というのは、瞬時の判断の中では役に立つかもしれませんね。

最後は忍耐勝負

どうでしょう? これで「バンカー」に対抗できそうな気がしてきましたか? 落ち着いてリラックスして体を硬くせず、冷静に。単純で精神論のようにも聞こえますが、これが「真理」のような気がします。これなら、できますよね。

相手の力に力で対抗しようとせず、いつも通りか、普段より軽やかな動きを見せるつもりで。

「ピックルボール特有の忍耐」「ピックルボール愛」で攻略しましょう!

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ピックル坊や
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勝手に広めるンルン
大阪府生まれ。大学までテニス部。大阪から情報発信
ピックルに目覚め、ルンルン楽しく上手くなれるのか検証中
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